今年10月に大阪にてオープンした無人型宿泊施設「Commune」に訪問した。
「Commune」は従来の宿泊施設とは異なり、スマートロックやタブレットを活用したスマートチェックインシステム、AIを活用した業務自動化などにより、現地スタッフが常駐していない場合でも運営ができることを目指した次世代型の宿泊施設である。
宿泊施設運営に際して必要となる役割を以下のように代替。
- チェックイン → スマートチェックイン
- カギの受け渡し → スマートロック
- 受付対応 → チャットボット
- 決済 → スマート決済
- 部屋割 → AI最適化
- 価格調整 → AI最適化
スマートロックが導入されており、事前に通知された暗証番号を入力することで入室が可能。
入室するとすぐにタブレット端末が設置されており、ゲストはここでセルフチェックイン。
流れとしては、パスポート(身分証明書)の写真を撮影し、その他必要事項の入力を済ませるとオペレーターとの電話が繋がり本人確認。
パスポート情報との相違や写真のブレがなければチェックイン完了。
なお、ビデオ通話は日英中韓の4カ国語に対応している。
音声アシスタント端末のGooglehomeやコンシェルジュサービス端末のTRIP PHONEが導入されており、ゲストが快適な旅を過ごすための設備が整っている。
実際にTRIP PHONEのチャット機能を利用して周辺の飲食店を尋ねた。
約10分ほどで周辺施設の情報を提示。
また、その他に備え付けられている設備として、従来の民泊物件と同様に洗濯機やキッチンもあるので中長期向けの宿泊客には非常に利便性が高い宿泊施設である。
VSbias代表 留田 紫雲さん
「Communeが目指しているのは、リーズナブルな旅行体験の提供です。リーズナブルと聞くと「安価」というイメージがありますが、本来は「手頃」という意味もあります。今は特に外国人向けに特化しており、訪日外国人が困りやすい面倒なチェックイン手続きから、道案内、レストランの予約、タクシー配車、日本語の翻訳などを専用のデバイスを用いてサポートしております。また、音声AIを活用することで、わざわざ何かデバイスを操作することなく、最適な音楽を流したり、天気予報やニュースを聞いたり、今日行く観光地までどうやって行くのがいいか聞いたりすることができます。 今後もゲストの方の旅行がより手軽になるようなサービスの拡充をしていきたいと考えています。」
本件についての問い合わせ先: info@vsbias.com Tel: 03-6453-6849