撤退太郎と立上花子が札幌圏に進出 北海道民泊観光協会と提携 「生活困窮者や障がい者の活躍の場に」

スイッチエンターテイメント(本社・東京都新宿区/代表取締役・川田雄大)は、同社が運営する民泊物件向けの部屋退去サービス「撤退太郎」と部屋立ち上げサービス「立上花子」について、北海道・札幌エリアでのサービス展開を開始した。

両サービスは、関東や関西、福岡でもサービスを展開している。札幌エリアでは、北海道民泊観光協会(札幌市中央区・代表理事・南邦彦)と提携してサービスを提供する。対応可能エリアは、札幌市と札幌近郊(石狩・小樽・北広島・恵庭・江別・千歳)。

スイッチエンターテイメントは2016年5月設立。両サービスのほか、民泊運用代行事業「民泊スイッチ」を運営している。

同社の川田社長は「北海道進出により、民泊の盛んな東京や関西、福岡、北海道などの日本国内の主要地区は、どこでも対応できるようになった」と話した上で、「法整備に伴って撤退件数も増えていくと思うので、いつでも撤退のサポートをできるように体制の強化を進めていきたい」と強調した。

北海道民泊観光協会は2017年10月発足。会員である民泊事業者が行っている業務内容の把握や各事業者の仕事作りを目指したマッチングなどに取り組んでいる。

南代表理事は「民泊の撤退や立ち上げ作業は、地元の障がい者就労支援事業所の利用者やスタッフが担当する」と説明した上で、「北海道の民泊物件の多くは道外ホストの運営。今回の提携による道外ホストへのお手伝いを通じて、生活困窮者や障がい者の働く場作りや健常者以上の収入を得られる仕組みを作っていきたい」と語った。

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