「コンテナハウスが描く宿泊の未来」 ONFOCUS株式会社 代表取締役 上龍司さん

コンテナハウスの魅力、実績は?

コンテナハウスの魅力は、コスト面、カスタマイズ性、短工期、可動性、eco、建築確認申請が可能(簡易宿所等)という点です。

特にカスタマイズが容易にできる点に魅力を感じており、コンテナをレゴブロックや積み木のように繋げたり重ねたりすることで自由に間取りを広げることができたり、レイアウトを変更することが可能です。コンテナの基本サイズは道路交通法上搬送可能な基本サイズとして横幅:2438(mm) 縦幅:6058(mm) 天井高さ:2896(mm)となりますが、この決まった規格サイズがあるからこそ、建築デザイン、製造、施工、設置がやりやすい利点があります。マクドナルドのバリューセットのように、必要なものを必要な分だけ組み合わせて建設建することができます。間取り、内装、設備のグレード感によりますが簡易宿所仕様の建物価格は500万〜提供が可能です。

そもそも、コンテナハウスはISO海洋輸送用コンテナが進化して普及するようになってきました。ISO海洋輸送用コンテナが世界基準として量産化されたことでローコスト化が実現され、結果的に建築物として在来工法よりもずっと安くつくれる建物として世界的に認知、代用されるようになりました。しかし、日本では1950年5月建築基準法制定、2004年12月に国土交通省からコンテナを利用した建築物の取扱いについて建築基準法に基づいて建築確認済証の交付を受けなければ設置できなくなり、更に2014年にはコンテナを利用した建築物に係る違反対策の徹底についてが発表され、確認済証のないコンテナを利用した建築(コンテナハウス)は違反建築物として扱われるようになり、気軽にコンテナを使用することが難しくなってきた背景があります。

ISO海洋輸送用コンテナではハウスとしての代用ができなくなった為、当社では工場のコンテナ製造ラインを活用してコンテナの優位性(可動性や耐久性)を残しつつ、日本の建築基準を満たしたコンテナを1から設計、製造、建設することで、安心、安全なコンテナハウスを提供することができています。

現在までの国内累計実績はハウス用コンテナ(20ft)を900台以上導入し、海外展開も行っております。今までの展開用途はオフィス、店舗、仮設住居の依頼が圧倒的に多くありましたが、現在の問い合わせは宿泊施設:7割、店舗オフィス:2割、住居:1割という割合に変化してきています。

展開エリアは全国対応可能となりますが、地方、郊外で展開することが多く、千葉、宮城、福島、山梨、静岡、最近では沖縄の離島で展開しており、ホテル、ヴィラ、住居兼宿泊施設、飲食店兼宿泊施設、グランピング施設などが増えています。理由は、観光客が増えている反面、建設コストの高騰(リゾート地の人材不足、資材不足)などでコンテナハウスニーズが増えていること、簡易宿所を取得した宿泊施設の展開ニーズが増えていることが挙げられます。

MOBILE BASEの製造は全て海外で製造しており、日本の建築基準を満たすようにハウス用コンテナとして当社が技術指導、品質管理に携わり、工場と連携してMOBILE BASE(コンテナハウス)の開発、製造に取り組んでいます。完成したコンテナハウスは目的に合わせて最寄りの国際港まで船で運び、陸送して現地までお届けしています。

 

コンテナハウスはなぜ民泊と相性がいいのか?

MOBILE BASEは鉄骨造として申請するため、地域により仕様が異なりますが、簡易宿所が取得可能な設計をしております。消防設備、水周り設備、ベッドスペースを希望に合わせて設計、増設するなど、ご希望に応じてフレキシブルに対応しています。

鉄骨造となりますので、ファイナンスを申請することも可能。建築初期コストを抑えることで利回りの回収が早くなります。

完成引渡しまで従来工法よりも圧倒的に工期が短いので、すぐに宿泊事業の運営開始をすることができ、融資を受けられる方も多いと伺っておりますが、返済開始前から事業をスタートして収益化が可能となります。

また、立地の問題やその他理由で集客がうまくいかない、撤退を余儀なくされた場合、移設、転用、転売も容易となります。建設後に動かせるということでリスクヘッジする選択肢を増やすことに繋がります。

宿泊施設用の家具や設備については、現地での設置も可能ですが、工場で設置、完成した状態で目的地まで輸送することもできるので、無駄なく効率的に営業開始までご支援させて頂きます。

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