民泊仲介世界最大手「Airbnb」は16日、総額250ドル以上(税金や手数料含む)の宿泊を対象に、ゲストが予約時に宿泊代金の一部を支払い、チェックイン日が近くなってから残りを支払う「Pay Less Up Front」(2回払い)の運用を開始したと発表した。
支払いに柔軟性を持たせることで、全額支払いに躊躇する人からの予約獲得につなげる。Airbnbは昨年11月、一緒に民泊する家族や友人と割り勘で支払いが行える仕組みも導入している。
Airbnbによると、先行して行った試験導入ではゲストの40%が「Pay Less Up Front」を利用。予約からチェックインまでのリードタイムも2倍近く延び、早めの事前予約を促す効果もあった。そのほか、従来よりも高い価格帯のリスティングを選ぶ傾向もみられた。
「Pay Less Up Front」はチェックイン日の14以上前の予約が対象。既に、モバイルサイトとPCサイトのすべてのプラットフォームで利用利用可能となっている。Airbnbのヘルプページ「予約の料金は分割払いできますか?」でも内容が確認できる。