リクルートグループは17日、住宅宿泊事業(民泊)に参入すると発表した。不動産情報サイト「SUUMO」を運営する同グループのリクルート住まいカンパニー(本社・東京都港区/代表取締役・淺野健)が民泊世界仲介最大手「Airbnb」と業務提携する。
SUUMOに物件を掲載している賃貸管理会社や賃貸オーナーに対し、空室時の物件を活用した民泊についてのサポートを提供。「賃貸」と「民泊」の2つの選択肢を提供することで、収益向上に寄与したい考えだ。
リクルート住まいカンパニーによると、SUUMOに物件を掲載している賃貸管理会社や賃貸オーナーが民泊運営を行う際、同社が提携している民泊運用代行会社を利用。その後、Airbnbや特別サイトなどを通じて宿泊希望者を全世界から募る。
同社と提携する運用代行会社は賃貸管理会社や賃貸オーナーに対し、家財手配や住宅宿泊ルール作成、保険加入などの開始準備などのほか、民泊サイトへの情報掲載や予約受付、問い合わせ対応、鍵の受け渡し、クチコミ管理、帳簿管理、清掃・リネン準備などの業務を請け負う。
同社は「法令はもとより、当社が独自に設定したガイドラインを順守する、当社と個別に提携契約を結んだ住宅宿泊代行会社と契約していただくことで、宿泊者・賃貸管理会社ともに安全・安心なサービス提供を図っていきます」としている。
Airbnbが2回払いに対応 支払い方法に柔軟性持たせ、さらなる予約数獲得へ 総額250ドル以上、宿泊14日以上前の予約が対象