【2018年対談】新法施行で変化する民泊マーケット 民泊専門家が見た昨年の動向と今年の展望

関連ビジネスの動向

児山:最後に関連ビジネスについてです。

先ほども、清掃、リネン、管理などが話題になりましたが、高野さんの方で注目する動きはありますか。

高野:そもそも関連ビジネスというのは、1.売上面に寄与するものか、2.コスト面に寄与するものかの2種類があると考えています。ホストは、売上を上げたいと思っているし、同時にコストを減らしたいと思っていると。

児山:高野さんの「ABCチェックイン」も今年期待しています。

高野:ありがとうございます。「ABCチェックイン」はコスト面に寄与するサービスに当たりますね。6月15日の民泊新法施行後は、1.パスポートの登録、2.宿泊者名簿、3.本人確認、この3つは法律上必須になるので、大手企業を中心に予約件数が60社500物件を突破しています。

児山:運用代行会社もその2方向に分かれてきているようですね。

高野:代行会社は進む道が複数あり、今月1月31日開催の民泊カンファレンスで明らかにしますが、大手運用代行会社も管理物件数を落としていると聞きます。

売上に寄与する系サービスでは、管理ツールの利用が進むと思います。Airbnb以外の民泊プラットフォームやOTAにもつなげるサイトコントローラーと言われるサービスです。

個人としては清掃に革命が起きてほしいです(笑)

児山:清掃をしっかり管理できる会社については、私も欲しいですね。多くのホストが欲しがっています。

高野:清掃は何かしらの動きが起きていいと思います。家事代行サービスの民泊清掃利用も増えていると聞きます。

児山:マッチング型の会社もありますが、うまく行かないと思います。清掃の質の維持ができないですね。通常の賃貸終了時のクリーニングに比べてとコストが数分の1なので、どうその中でクオリティを維持するかが課題ですね。

高野:そこですね問題は。家事代行だと割高になりますしね。

児山:民泊に泊まってもらうのは、コスト面が大きいのは否めませんので、なかなか難しい問題です。

高野:先ほども話しましたが、清掃費はゲスト負担の側面が大きいので、割高になった費用をゲストへ価格転化できないので。

児山さんと話していたら、なんか民泊運用やりたくなってきました(笑)

児山:面白いですよ。ただ、運営代行してみたんですけど、大変ですね。

高野:民泊の運営代行はある程度件数は必要ですね。1件ではダメです。経営上危険です(笑)

児山:私は1件ですから(笑)沢山件数を運用して、フィリピンあたりに投げないとダメかなと。

高野:ただ件数が増えるとクオリティが下がるという問題がありますね。

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