ホームアウェイ、民泊物件説明文の翻訳サービスを掲載主に提供 韓国の翻訳企業と提携、最大18言語に対応

民泊・バケーションレンタル仲介大手のホームアウェイ(本社・米国テキサス州オースティン/日本支社長・木村奈津子)はこのほど、サイト内で掲載している物件説明文の多言語化を促進するため、総合翻訳プラットホームを運営する韓国企業と業務提携すると発表した。

提携先は韓国企業のフリット(本社・ソウル/イ・ジョンス代表)で、同社には3000人以上の翻訳家が登録されている。ホームアウェイは今後、同社と連携しながら掲載物件のオーナーに対して翻訳サービスを提供していく予定で、英語や中国語など最大18言語で物件概要の説明文を掲載できるようにする。

報道発表によると、民泊の物件説明や旅行分野に詳しい翻訳家が説明分の翻訳を担当し、各物件の特徴を最大限アピールできるよう努める。ホームアウェイは一定の条件を満たした物件オーナーに対し、10ドル分の無料クーポンを進呈し、その後もオーナーが1割引でフリットを利用できるようにする。

ホームアウェイは「日本が旅行先として世界的に注目されている現状や日本人物件オーナー・海外利用者からの要望を受け、本業務提携に至った」と説明。その上で「本提携のみならず、オーナーやユーザーの利便性向上のため、今後も様々な業務提携を予定している」としている。

ホームアウェイは現在、世界190カ国で200万件以上の登録物件を有しており、同社によると年間取引高は約1.5兆円に上る。

「日本のバケーションレンタルが本格始動」 HomeAway 日本支社長・木村奈津子さん

「ホストとともにサービスを創る」HomeAway 営業本部長 榎田 豪さん