平昌冬季五輪、Airbnb民泊は前年比3.6倍に 平均民泊料金は18,000円、平均3連泊 海外客が全体の6割

民泊仲介世界大手Airbnb(本社・米国カリフォルニア州)は6日、韓国の平昌冬季オリンピック期間中、開催地・江原道のホストが受け入れる旅行者数が合計延べ9,000人を超える見込みだと発表した。前年同期比では約3.6倍に急増したことになる。

平昌冬季オリンピックは2月9日から25日までの17日間にわたって開催される。Airbnbは昨年11月、平昌冬季オリンピックのオンライン宿泊サービス公式サポーターとなり、現地での宿泊者の受け入れ体制をサポートしてきた。

Airbnbによると、現地ホストの宿泊収入は合計で23億ウォン(約2.3億円)規模。1件当たりの平均民泊料金は18万5000ウォン(約1万8000円)で、平均宿泊日数は3日という。Airbnbゲストの国別割合は海外が6割、韓国国内が4割。海外の出発国割合は米国が最も多く、中国、カナダ、日本と続いた。

Airbnb韓国公共政策部のイ・サンヒョン本部長は「平昌五輪では、国内外の大型イベントでAirbnbがいかに迅速に開催地の宿泊施設拡充に貢献できるのかを示すとともに、それを支える住民パワーのすばらしさを強く印象付けることになりました」と語っている。

Airbnbは地域のスタートアップとも提携し、主要な冬季オリンピック会場に近い場所にあるリスティングのホストには、交通機関を提供するなどの取り組みも実施している。そのほか、江陵市内のYWCA女性キャリア開発センターの協力を得て、民泊ホストを対象にした指導セミナーも開講した。

【速報】Airbnbが2018年平昌冬季五輪の公式サポーターに ホストコミュニティと協力して民泊施設など提供