民泊系とホテル系の両方に対応するクラウド型の予約サイト一括管理コントローラー「AirHost Webサービス」を運営する合同会社エアホスト(本社・神奈川県川崎市/代表・尾畠隆志)はこのほど、ホテル・旅館など向けの「部屋割り機能」を実装したと発表した。
AirHost Webサービスはこれまでに、民泊系予約サイトでは「Airbnb」「途家」「自在客」「AsiaYo」、ホテル系予約サイトでは「Booking.com」「Agoda」「 Expedia」「TripAdvisor」に対応。楽天やじゃらんなどとも現在、連動システムの調整を行っている。運用機能としては、自動メッセージや清掃管理、収支レポート、会計機能などを既に実装してきた。
このほど新たにリリースした「部屋割り機能」では、直感的な使いやすさを重視して、担当者がパソコン上で「ドラッグ&ドロップ」することで簡単に部屋割りを作業を行えるよう、ユーザーインターフェース(UI)の設計に力を入れて開発を進めた。
民泊系予約サイトでは通常、1つのリスティングにつき部屋在庫は1室となっているケースが多い。そのため、1つのルームタイプに複数の部屋在庫を持つホテル・旅館とは基本的な仕様が異なっており、民泊系とホテル系の両方の予約サイトに部屋を掲載する運営者にとっては、在庫の連動管理が課題の一つとされてきた。
「部屋割り機能」はこの課題も解決。ホテル・旅館などで複数の部屋在庫を持つルームタイプに予約が入っても、最大提供数から在庫を自動で減らすことができ、予約が入るごとにどの部屋に宿泊客を割り振るかも操作できる。部屋割りを自由に決められることで、連泊などを意識した空室状況の効率的な管理ができることもポイントの一つ。
ゲストへの自動メッセージ送信や清掃管理機能とも連動して動作することも特徴。メッセージ機能では、予約確定時にホテルへのアクセス情報などをウェルカムメッセージとして送信できるほか、チェックイン日前に送信タイミングを指定して部屋情報などを予約者に連絡することも可能となっている。
同社の尾畠隆志代表は民泊大学の取材に対し、「民泊系・ホテル系OTA接続をどちらもサポートすることで、売上最大化に貢献したい」と強調。その上で「1棟もの民泊施設やホテル系施設の運用にぜひ役立ててほしい」と語った。
AirHost Webサービスは現在、1カ月の無料トライアルキャンペーンも実施中。サービスの詳細はウェブサイト(http://www.airhost.co/software-package-landing/)から確認できる。