楽天グループの民泊部門である楽天LIFULL STAY株式会社(本社・東京都千代田区/代表取締役・太田宗克)は21日、民泊・簡易宿所向けのブランディング・運用代行サービス「Rakuten STAY」(https://www.rakuten-lifull-stay.co.jp/)向けの施設開発の一環として、クラウドファウンディングによる資金調達を活用して宿泊施設の開発を開始することを明らかにした。
不動産クラウドファンディングのプラットフォーム「クラウドリアルティ」(https://www.crowd-realty.com/)の運営を手掛ける株式会社クラウドリアルティ(本社・東京都千代田区/代表取締役:鬼頭武嗣)と同日、業務提携することで合意した。クラウドリアルティで出資を募り、開発する物件の取得や改装の費用に充てる。楽天LIFULL STAYは物件選定や設計・施工会社へのデザイン監修、施設の運用代行などを行う予定。
開発する宿泊施設は全国の物件が対象となる。楽天LIFULL STAYによると、取得した物件のタイプに応じて「Rakuten STAY」のサブブランドを冠して展開していく。まず両社が連携するプロジェクトの第1弾として、京町家再生プロジェクトへの出資募集を3月中に開始する。
楽天LIFULL STAYは「今後もクラウドファンディングを継続して実施し、多種多様な宿泊施設の運用を行っていきます」としている。両社は、空き家や遊休不動産への少額投資をクラウドファンディングにより実現することで、地域再生や宿泊市場の活性化に貢献していきたい考え。
クラウドリアルティは2014年12月に設立。P2P(ピア・ツー・ピア)型の不動産クラウドファンディングサービスを運営することで、資金調達が難しかった不動産関連プロジェクトの資金循環を活性化させ、地域再生や不動産の新たな価値創造に取り組んでいる。
楽天LIFULL STAY、本日より物件情報の事前登録開始!「楽天トラベル」にも民泊物件供給へ Booking.comなど海外予約サイトとも連動