民泊運用代行サービスを手掛ける株式会社PIPI(本社・東京都港区/代表取締役・陳涵)はこのほど、中国のNeoglory Groupから約4.2億円の資金調達をすることが決定したと発表した。Neoglory Groupは資産総額が1兆円を超える中国の上場企業で、子会社を約40社有する。
PIPI Hostingは2015年に設立した民泊運用代行会社で、現在はオペレーション本部を東京、システム開発センターを上海、カスタマーサポートセンターを福岡にそれぞれ有している。民泊専用システムを完全に自社開発し、物件選びからインテリアデザイン、運用代行、清掃業務まで、ワンストップサービスを展開している。
日本国外とのつながりも同社の強み。中国不動産最大手「Homelink」とアメリカ不動産フランチャイズ最大手「Keller Williams Realty」の中国支社と独占契約しており、両社が日本で販売した合法民泊投資物件の運営を全て受託している。
同社は資金調達に関する報道発表で、今年6月15日に日本で施行される住宅宿泊事業法(民泊新法)について触れ、「市場規模拡大に備えて資金の確保を行い、積極的な人材採用、民泊新法に向けのビジネスモデル構築、関連サービスの統合に注力し、より高品質のサービスを提供することを目指します」としている。