【第48回】札幌トモエ幼稚園へようこそ『北海道民泊、訪れてよし住んでよし』北海道民泊観光協会 代表理事 南邦彦さん

私には4歳の娘と6歳の息子がおります。

この連載は札幌トモエ幼稚園でノートパソコンを開いて書いています。

学校法人創造の森学園 札幌トモエ幼稚園(自然体験型特認幼稚園・人権教育研究指定校)は、毎日、家族で通うことができます。

トモエ幼稚園は、人間の本質である、自らを考えることを核とし、自発・主体・創造・順応・協調・社会性等を自ら育てるよう考察した人生を目指しています。

トモエ幼稚園は1986年から2年間は無認可で運営し、市街化調整区域にあり建物が建てられないので、園舎はなんと2棟の巨大なビニールハウスだったそうです。

毎日、家族で登園をし親子が一緒になって過ごすという長屋のようなライフスタイルを楽しんでいます。私たち家族はトモエ幼稚園へ通うことができないかと、生計を立てる方法を模索している中で、民泊清掃・民泊の運営にたどり着きました。

登園をしている仲間に声をかけ、職業などをヒアリングすると、その中に民泊ホストの先輩、ステキな家族がいました。登園時に民泊運営の方法など相談、トラブル対応なども含めて情報をたくさんいただくことができました。


ほかにも企業
経営者、不動産投資家、自然と共生(パーマカルチャー)する生活を実践さされている方など、様々な経験、価値観をお持ちの方とお話し、同じ時間を過ごすことができました。

そんな地域社会的な場、札幌トモエ幼稚園には世界から視察者が訪れます。彼らのステイ先が課題でありましたが、この3月より札幌トモエ幼稚園へ隣接するエリアの戸建てがゲストハウスとして活用されることとなりました。


私のフェイスブックでゲストハウスのことを紹介すると、札幌市内の民泊ホストから布団等の提供の申し出をいただきました。共感が得られ大変うれしい限りです。

札幌トモエ幼稚園のゲストハウスは、Airbnbなどの仲介サイトに掲載されていないため広く周知されていません。札幌トモエ幼稚園のことを知り、興味を持った世界中の家族がステイをする先として提供をされています。

このような北海道の日々の生活やライフスタイルを楽しむことを目的に来道・来札する人が増えることを願っております。

札幌トモエ幼稚園のホームページ:http://www.ne.jp/asahi/tomoe/forest/tomoe_top/tomoe.htm

南邦彦(みなみ・くにひこ) /一般社団法人北海道民泊観光協会 代表理事
元保育士養成施設教科専任教員。2014年より障がい者雇用で民泊管理・民泊清掃事業をスタート。北大公共政策大学院卒。公共政策学士。