【第50回】外へ飛び出し視野を広げる『北海道民泊、訪れてよし住んでよし』北海道民泊観光協会 代表理事 南邦彦さん

前回、私のオーストラリアでの民泊、就業体験から、現地の人たちが食べることのない内臓肉を調理・口にしていたことから「見知らぬ外国人・気味が悪い」と思われる側の経験をした内容を掲載させていただき、読者の方から反響も多くいただきました。これからも本コラムで民泊に関する連載を続けていきますので宜しくお願いいたします。

先週3月6日、民泊を続けるための住宅宿泊事業法(民泊新法)基礎知識セミナーの第2回を札幌にて開催いたしました。対象は、Airbnbホストまたは今後ホストとして活動する方で、2018年6月15日から施行される住宅宿泊事業法(民泊新法)について、専門家から基礎知識を学ぶセミナー「民泊を続けるにあたり、実際にどのような手続きが必要なの?」「他のホストはどう対応していくの?」という内容です。

前回同様、講師が参加者へ一方的にお話をするというよりも問題や課題を抽出しシェアし合うことを目的としております。グループ討議を行ったりと参加者が発言しやすいよう工夫をしております。

今回は、民泊大学を運営されている高野さんにも参加していただきましたので、特別に住宅宿泊事業法対策についてお話をしていただきました。 高野さんのお話を聞きながら、東京と札幌とでは情報格差があるように感じました。北海道・札幌から定期的に飛び出して、視野や発想の幅を広げる経験の積み重ねが不可欠だなと。 課題に挑み、解決策を生み出すためには、既存の概念にとらわれない創造的な発想力や企画力、直観力、失敗を恐れず、果敢に挑むチャレンジ精神、強い忍耐力を養う必要があると実感しました。

南邦彦(みなみ・くにひこ) /一般社団法人北海道民泊観光協会 代表理事
元保育士養成施設教科専任教員。2014年より障がい者雇用で民泊管理・民泊清掃事業をスタート。北大公共政策大学院卒。公共政策学士。