3月15日 住宅宿泊事業法(民泊新法)届出のスタートにともない、TV・新聞社の取材依頼がありました。
実際にはホスト不在型では、(管理業者登録も3月15日に同時にはじまるため)3月15日に届け出ることは不可能なのですが、取材をされる側は届出日と決めつけてきています。 ニュースをつくる側は、放送のネタを探し、日々配信をすることに追われており残念ながらコトの真意を掘り下げて内容を伝えることは難しいのです。
先日、取材を受けた地元のTV局の場合は、前日にアポイントがあり、取材当日は15:00に撮影とインタビュー、放送はその直後の18:00といった具合です。
私が取材を受ける際に気をつけていることは2つあります。
1.すぐに放送・記事にできるように簡単に自分の意見や現場で起きていることをメモをし取材前にメールを送ること
2.民泊を美辞麗句で伝えないこと
です。シャドー広告という手法があります、通常広告は商品の良いところをPRしますが、あえて悪いことから伝えるという内容です。 民泊だと、地元の人から変な目で見られる、マナーの悪いゲストも中にはいる、保健所から指導を受けることもある、時には管理組合から訴えられ裁判へ・・・。
そのような影の部分があっても、なぜ民泊を行っているのか、札幌では民泊1000室以上が運用されているのか。 そのような本質的な部分で取材してもらえるよう心掛けていますが、こちらの意図が伝わるには時間がかかりそうです。
「儲けるは欲、儲かるは道」
無理をして仕掛け儲けるのではなく、無理なく自然と儲かる仕組み、身の丈にあった起業・コミュニティビジネスといった角度から民泊現場を取材してもらえるよう働きかけていきます。
南邦彦(みなみ・くにひこ) /一般社団法人北海道民泊観光協会 代表理事
元保育士養成施設教科専任教員。2014年より障がい者雇用で民泊管理・民泊清掃事業をスタート。北大公共政策大学院卒。公共政策学士。