【第54回】民泊清掃リネンサプライサービス 『北海道民泊、訪れてよし住んでよし』北海道民泊観光協会 代表理事 南邦彦さん

民泊は、空室・遊休資産を活用し収益が上がることが、急激な物件数増加の要因でとなりました。

民泊事業をスタートする際、物件選び・家具の選定・家具家電の設置・画像撮影・リスティング掲載・価格設定など細々とした作業が続きます。

現在、札幌市内においても新規の民泊物件が複数準備中です。民泊物件を継続的に運用する上で重要なポイントがあります。

それはリネン(シーツ)です。

民泊部屋を完成させた状態で清掃業者を選定し、清掃依頼される民泊ホストがおります。ホストが用意したリネンを個々に扱うことは、後々に非効率になるため、清掃現場では清掃依頼をお断わりする業者も増えています。 各ホストのリネンが混ざる(紛失する)、リネン交換時期が不定期、洗濯代行はクリーニング業法違反になることなど様々なことを想定した上で、今後、民泊清掃は効率化・均一化を追求した清掃+リネンサプライが主流になります。

リネン専門の洗濯工場でクリーニングした業務用のリネン類を各民泊物件へ清掃時に供給する仕組みです。民泊清掃リネンサプライサービスはリネン(シーツ・タオル)は清掃会社が用意します。民泊ホストはホテルなどで使用される業務用のシーツ・タオルを利用することで初期投資を抑えることが可能となります。

リネン専門の洗濯工場でクリーニングを行うため、仕上がりが均一で綺麗なのはもちろん、ホテルなどで使用される業務用のシーツ・タオルを利用することでホストは初期投資を抑えることが可能となります。 シーツ類・タオル類を選ぶことはできませんが、白の無地は画像撮影時にお部屋の清潔感をゲストへ伝えることが可能です。 住宅宿泊事業法施行に伴い、民泊事業者の中には企業として分業制・収益重視モデルの参入を準備されている企業もあります。

南邦彦(みなみ・くにひこ) /一般社団法人北海道民泊観光協会 代表理事
元保育士養成施設教科専任教員。2014年より障がい者雇用で民泊管理・民泊清掃事業をスタート。北大公共政策大学院卒。公共政策学士。