【第3回】その差別化、日常業務内で継続できますか?

株式会社ウィンズの長坂創太と申します。サイトコントローラーの販売代理事業や民泊コンサル事業を運営しております。6月15日の住宅宿泊事業法(民泊新法)、改正旅館業法を目前控え、「民泊運営の成功と失敗を分ける鍵」をテーマに7回にわたり、そのポイントをご説明したいと思います。下記が目次です。

前回の第二章はこちらからか(https://minpaku-univ.com/news/10633/)

本章の目標:差別化を売りに、民泊施設を広告することになる。ここでは、そもそも、皆様が民泊施設で実施する差別化が、現場の人が継続できるかの視点を読者に与える。

結論:差別化は、担当者が20秒で実現可能な方法。

本文:差別化を行うと言っても、差別化を始めるのは容易く、継続するのは困難です。例を挙げると、皆様の中には、早朝のランニングを習慣にしたいと思い、3日で挫折した方は、いらっしゃいませんか。
作業に要するたった20秒が、今後その差別化を継続可能か否かの成否を分けるという研究結果が有ります。

出典は、以下の本です。
ショーン・エイカーというハーバード大学の心理学者の著書「幸福優位7つの法則」以下は、この本の内容の抜粋です。

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「20秒以上を必要とする習慣を続けるのは人間には難しい。」
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以下で、これを民泊運営で考えます。

例1 お礼の手紙

継続容易な差別化
お礼の手紙は本文を印刷し、ゲストの名前の部分だけ20秒以内に手書きします。

継続困難な差別化
全文手書きし、20秒以上必要。

印刷について
お礼の手紙の印刷は、ラクスル(https://raksul.com)という格安の印刷会社を使用し、名刺サイズで、民泊名や住所が印刷されたお礼の手紙でも十分です。
ラクスルは通常の印刷会社より格安で、テンプレートも揃っています。
1週間以上先で、納期が遅くて良ければ、名刺百枚、送料込で6~7円/枚くらいで印刷してもらえます。

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