大学院で労働経済学という科目を履修してました。その科目へ興味があったわけではなく、卒業するためには、その科目を履修しなければ卒業ができない=留年(より学費かかる)という瀬戸際に立たされ、致し方なく受講することになったのです。
労働経済学という私にとって難解な授業そして教材は英文で書かれた論文を使用、更に履修者は6名と少なく、必ず発言の機会を与えられるため、予習をしてから授業へ望まなければいけませんでした。
とても辛い履修がスタートをし、なるべく気配を消しながら授業を受けるのですが、勉強ができない生徒は目立ってしまうもので、教授からの問いの意味も理解することができず、当然、質問に答えることができずにおりました。最終的に、問いには問いでQ&Qという手法を用いて「先生はどう考えるのですか?と質問を返し、なんとか授業時間をやり過ごしていました。
当時、私は学費を捻出するためコールセンターで派遣社員として勤務をしながら大学へ通っており、オフィスを見渡し、オフィスへ出勤をすることや同じ時間帯に一緒に休憩をすることに対して疑問を持ち始めました。 さらに講義の中で、労働が国境を超えるという内容がありました、確かに私がバイトをしていたコールセンター1フロアーに数百名いるスタッフは国内にある必要があるのだろうか?と。
Q&Qが功を奏したのかなんとか評価(最低ライン)をいただき無事に履修を終え、卒業することができました、あれから、しばらく時間が経過しました、気が付くと民泊に関わる業務の大半を国内外問わずリモートワークで対応することができるようになっています。