【徹底解説レポート③】SEKAI HOTEL 分散型ホテルの最前線

先日の民泊カンファレンスVol.10でも登壇されたSEKAI HOTELさんなどもそうですが、最近分散型ホテルというワードをよく耳にします。
また、海外では40年も前から行われており、イタリアの分散型ホテルのアルベルゴ・ディフーゾ、スイスの人口14人の村のコリッポ村などでも有名です。

 

−分散型ホテルとは

ホテルとは、フロントやバー、レストラン、部屋が一棟の施設内に内在されています。
分散型ホテルとはそういった機能が一棟にまとまっておらず、フロント機能を備えた場所、レストラン、バー、そして宿泊する場所が点在し町全体がホテルのような機能を持つもののことをいいます。

−分散型ホテルの良さとは

・分散型にすることにより、宿泊者が町全体を周遊するため、町全体にお金を落とす、雇用を創出する
・空き家などを活用して行うことが多く、空き家を利活用できる
・分散化することで、それぞれに特化したサービスを提供できる(宿泊は宿泊、バーはバー、レストランはレストラン)
・フロントを一ヶ所ないしは、複数の宿泊施設をまとめて管理するため人件費の削減になる
・地域住民にとっても、連携して一緒にホテルを作っていくため、コミュニケーションが生まれ繋がりができる。

 

−最後に

セカイホテルさんの記事や話を聞いていて大事だなとおもったのはその町の雰囲気、統一感があるということではないかと思いました。コリッポも60棟の家がある小さな村ですが石や外観などは歴史が感じられ、統一感があります。SEKAI HOTELの矢野さんも下町感、日常を感じることができるなど雰囲気を大事にされていました。

分散型とは言いつつ、その町でホテルをやっていくということなので、何かしらの統一感、雰囲気に特徴があるなどが必要なのではと思いました。SEKAI HOTELさんを訪れてみたいと思います!