今回宿泊体験をレポートでは、2017年11月に「日の出ハウス」の運営にて取材をしたSokaさん(民泊との出会いで人生を救われた男 Sokaさん 「寛容宿所」で世の中に小さな驚きと幸せを)が2018年5月に新しくオープンをした「寛容宿所 光」に行ってきました。今回は私以外にもSokaさんのご友人など総勢9名での宿泊となりました。早速レポートしていきます。
また、最後にSokaさんのインタビューを載せており、なぜ寛容宿所 光をこの立地に宿泊施設を作ったのか?ターゲット選定は?今後の寛容宿所の展開についてお話を伺いました。
−「寛容宿所 光」に行くまで
意気揚々と日本橋から総武線に乗り、千葉で総武本線に乗り換えて、降りたところは、、、
総武本線の横芝駅です。
地元の山口県を思い出させる風景です。
本当にここに寛容宿所 光があるのでしょうか。。。
Google Mapによると徒歩4分とのこと。
駅をでるとタクシー乗り場があり、田舎ののどかな風景が広がっていました。
そして歩くこと4分弱。ついた先に見えたのが、
こちら!
一見すると普通の立派な民家のように見えますが、こちらが本日のレポートを書く一軒家を宿泊施設にした、「寛容宿所 光」。
実際に中は、9人の大人が悠々と過ごすことができるほど広く、
ファミリー連れ、友人同士、合宿、研修などでも利用ができるくらいの広さがありました。
部屋の中の写真などは寛容宿所 光のギャラリーに写真がたくさんありますのでご覧ください。
−Sokaさんにインタビューしました!
なぜ寛容宿所 光を千葉の横芝でやろうと思ったのですか?
「日の出ハウス」を運営してから、立地が必ずしも集客の強い浅草や新宿になく、郊外に位置していても宿泊客は来てくれるという経験があったからです。
また、なぜこの立地かというと、成田空港の沿線上にあり、九十九里浜に近く夏の海水浴シーズンになった際に需要が見込めるということ、そして間取りを見た際にトイレが2つあったり、宿泊施設を一階部分だけで行った場合100㎡以下になることからコストをかけずに旅館業を取れるということからこの立地で、この建物にしました。
そして、もし宿泊者が来なかったとしても、駅から徒歩圏内で最悪一軒家として貸し出したり、シェアハウスをすることもでき、しっかりと出口を考えることができたため、内見したその日に申し込みました。
部屋の作りに関しても、着物や刀を置いたりと外国人の方が好みそうな部屋づくりにしています。なぜかというと、外国人向けの部屋にすることで、施設目当てで来てくれる方が増えるためです。また、日本人は外国人が好みそうなものを置いた部屋であったとしても、来なくなるということはないためです。
両方の需要を取り込めるということが大事です。
実際に5月から運営してみてどうですか?
2018年5月から運営を始めて、GWに早速予約が入りました。
予約も徐々に入り始めており、6月の後半はほぼ予約で埋まっています。
また、以前台湾の修学旅行生が来てくれたりと海外の学生の受け入れなども今後予定しております。
またこれから夏にかけて、九十九里浜に来る人がメインのターゲットとなります。
駐車場(5台駐められる)もあり、家族で九十九里浜に来た方、友人同士で来た方などが利用してくれるのではないかと思います。
電車できた方でも、電車代が少し高くつくので、そのため宿泊費を浮かせたいという方にとっては、大人数で借りた場合かなり安く宿泊することができるためニーズがあります。
今後の寛容宿所の展開についてはどのように考えていますか?
今後は更に展開していこうと考えています。
海の見えるオーシャビューの家や逆に浅草や新宿などの観光客の多い地域も考えています。
しかし、宿泊施設をやる上で共通して言えることは、
宿自体が目的となるような宿泊施設を作っていきたいということです。
行きたい観光場所があるから、宿はどこでも良く、泊まれればいいというような宿にはなりたくありません。
宿泊してくれた人に楽しんでもらえるような宿泊施設にしていきたいです。
そのために、地域の方、地域の店と連携したりと地域と一体となって、この場所を好きになってもらうということが大事だと思っています。
そうすることで、満足度も上がり、またリピーターとしても来てくれるようになります。
実際、もう運営を始めて6回もリピートしてくれる友人がいたり、宿泊者をカフェについて行ったら、カフェの方と一緒になにかビジネスをやろうとして動いている方もいらっしゃいます。
また最近おもしろいなと思っているのが、立地が全然良くない(駅から遠かったり、観光する拠点として不便な場所)のに人気になっている宿泊施設です。
そこは、施設のコンセプトがしっかりしていたり、運営されている夫婦の方のおもてなし、料理がとてもおいしいなどがあります。
言えるのは、良いものをしっかりと提供していたら、どんなに立地が悪くても人は来てくれるということです。
これからの宿泊施設を運営していく上で、今回の寛容宿所 光もそうですが、立地というよりもその施設で本当に満足行くものが提供できるかどうかという視点で見ていきたいと思います。
−最後に
今回は寛容宿所 光にお邪魔させていただきました。
寛容宿所だけでなく、地元のカフェや居酒屋などにも一緒に足を運び、地元の生活を体験することでより横芝という町が近くに感じることができました。
そして、Sokaさんのおっしゃる通り、地元のことを知ることでまた訪れたいなと思いますし、旅の満足度も格段にあがりました。
今後の寛容宿所の展開、そして寛容宿所 光に注目です!
是非Sokaさんの以前のインタビュー記事。
寛容宿所、Sokaさんの過去についてお話されています。
民泊との出会いで人生を救われた男 Sokaさん 「寛容宿所」で世の中に小さな驚きと幸せを
(民泊大学研究生・受田宏基)