6月1日(金)住宅宿泊事業者による意見交換会を実施いたしました。札幌市内・札幌近郊の13事業所20名、札幌市MICE推進部2名、マスコミ3社、そしてホテル旅館業から1名が参加をいたしました。
届出件数が少ない、届出の障壁となっている部分を情報共有する場として、このような会を催しました。発言をしやすい環境をつくるため、応募人数を制限したため、数時間で応募人数に達してしまいました。
住宅宿泊事業者お1人ずつから発言を頂き、届出状況・予定件数などを情報共有していただき、そして行政報告として、札幌市MICE推進部より書類内容等について注意点・アドバイスをいただきました。
今回ホテル旅館業を代表する方から、ご挨拶を頂くことが叶いました。ホテル旅館業の方から、住宅宿泊(民泊)事業者がどのように見えているのか、そして同じ宿泊事業者としてどうあるべきか、お話をしていただきました。
内容は大きく2点。「利用者・ゲストファーストであるべき」、「ただ乗りダメよ」という内容でした。住宅宿泊事業者は不動産業の方が多く、オーナーや自らの利回りを注視していないか?利用者のことを第一と考えるべき、観光客を呼び込む、楽しんでいただくための費用やイベント・人員配置などホテル旅館業は地域へ投資をして来た経緯がある。住宅宿泊事業者も宿泊業へ参入するのであれば、宿泊業を生業とする覚悟を決めて、観光業に携わり同業者と一緒に汗をかくことで、ホテル旅館業の仲間として活動ができるのではないかという激励メッセージです。
メッセージを聞き、住宅宿泊事業者は、同業他社とともに、ライバル関係にもあるのですが、宿泊業者として共同する仕組みが必要ではないかと参加者全員が感じていました。 次回には住宅宿泊事業者がホテル旅館業の賛助館員としてどのように参画するのか、会費はどの程度必要なのか、事務局機能はなど検討をしなければいけないことは多々あります。
住宅宿泊業者がお互いの知恵を絞り、これからの展開を考えようとスタートした時に、届出番号が入力されていない物件がAirbnb社から非掲載にされるという事態が発生いたしました。
これにはいろいろな意見があるかと思います。
私は各々に対して大きなきっかけになると直感しました。住宅宿泊事業者・行政ともにどこか様子見だった部分が、突き動かされる決断(決めて絶つ)をしなければならなくなったのです。 ここは不安に感じるのではなく、住宅宿泊事業法(民泊新法)施行による適法化に伴い、どんなことができるのか?ワクワクしながら準備をしませんか? 民泊運営、紆余曲折の連続ではありますが、その時、その時、自身の直感を信じて、道を選択、たとえその直感が間違えていたとしても、「生きる力」が育まれるのではないでしょうか、それは別の道でも活かされると思っております。