【第7回】睡眠を極める者が、経営を極める

株式会社ウィンズの長坂創太と申します。サイトコントローラーの販売代理事業や民泊コンサル事業を運営しております。「民泊運営の成功と失敗を分ける鍵」をテーマに7回にわたり、そのポイントをご説明したいと思います。下記が目次です。

前回の第6章はこちらからか(https://minpaku-univ.com/series/11790/)

題名:睡眠を極める者が、経営を極める

この章の目標:民泊で働く全ての人に、健康を損ないようにして頂き、民泊経営を行って頂く視点を提供する。

初めに:私は、風邪が悪化し肺炎で2017年12月に一ヶ月入院しました。入院中、仕事は止まってしまい、関係者の方々にご迷惑をかけました。発症の原因は、健康維持の優先順位を落とし、寝る間を惜しんで仕事した為でした。

健康がなくては、やりがいのある仕事も、充実した私生活も意味が有りません。今回のコラムの最後では、睡眠を中心に、世界の有名経営者の健康維持について、衣食住の視点からご紹介します。

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衣:みなさま、服を選んでいませんか。世界の名だたる経営者は、服を選ぶことをしません。毎日同じデザインの服を着ています。(出典:なぜ成功者は毎日同じ服を着るのか?スティーブ・ジョブズら、世界の偉人が実践した「3つの習慣」https://logmi.jp/52355)

これは、服を選ぶということにも、エネルギーが必要なのです。経営者は、毎日多くの問題を抱えています。服を選ぶのも、毎日積み重ねれば多くのエネルギーが必要なのです。皆様も、もし可能なら毎日殆ど同じ服を着て、ご自身の経営や管理業務に集中されては如何でしょうか。

毎日同じデザインの服を着る、フェイスブック社長のマーク・ザッカーバーグ

食:みなさま、食生活、いかがでしょうか。この食の視点は、BMIについてご紹介します。塩分の視点は?脂質は?など色々な視点がありますが、私はまずBMIの視点、持って頂きたいと考えています。食事の視点も、BMIから考えること適切と、日本政府から提言されています。
(出典:https://style.nikkei.com/article/DGXDZO69086650Z20C14A3MZ4001)

BMIについて
日経のこちらのコラム(http://gooday.nikkei.co.jp/atcl/column/17/062800007/111400011/)によると、BMIとは、22~24.9程度を目指すと、病気になる確率、死亡率が科学的に最も低いようです。経営者、管理職の方は、健康でなければ仕事がままならず、代わりに仕事をしてくれる人を探すのは難しいでしょう。BMIが25を超えられてる方、もう少し食や運動にご自身の時間やお金を投資するのは如何でしょうか。
 
また、良い睡眠をとるためには眠る2時間前から食事を取らないほうが良く、夕食くらいから、部屋は暗くし、明るい光は浴びないほうがいいでしょう。
(出典:日経スタイルhttps://style.nikkei.com/article/DGXDZO68281660U4A310C1W03501?channel=DF260120166500&page=2)
 
住:睡眠についてみなさまの睡眠、質も量も十分でしょうか。最近、世界の名だたる経営者は7~8時間の睡眠時間を確保し、更に睡眠の質を上げることを意識しています。
(出典:8WildlySuccessfulPeopleAndHowTheySpendTheirNightsBeforeBed、https://aplus.com/a/8-incredibly-successful-people-bedtime-habits?format=html)
 
睡眠の量について:確かに3~4時間のショートスリーパーの方々は、世の中に存在します。しかし、通常は7~8時間の睡眠が、冷静な経営判断には不可欠だと、多くの経営者が声高に言っています。個々人によって必要な睡眠時間をどう調べるのかですが、皆様、目覚まし時計をご利用ですか。これを使わずに、毎日起床できる程度の睡眠時間を確保されることを皆様の目標にされては如何でしょうか。目覚まし時計無し生活で起きられる睡眠時間が、恐らく皆様に必要な睡眠時間と以下の動画の睡眠学者は提案しています。
 
動画名:なぜ人は眠るのか?https://www.ted.com/talks/russell_foster_why_do_we_sleep/transcript?language=ja
 
睡眠の質について:イーロン・マスクという有名な経営者は、ぐっすり眠るため、カフェインは就寝6時間前からは摂りません。理由はカフェインは通常、体内で代謝されるには6~7時間かかり、そして体内にカフェインがあると熟睡できない為です。
 
テスラ・モーターズ、スペースXの社長のイーロン・マスク

上記のイーロン・マスクの例は一例で、ぐっすり眠るための多くの方法は科学的に解明されつつあり、既出の動画(なぜ人は眠るのか?)で、一般人でも分かりやすく、面白く睡眠について多くの知恵が紹介されてるので、是非一度ご覧頂ければ幸いです。
 
上記の動画には、以下のことも紹介されています。
 
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複雑な問題の解決(例:経営上の決断)などの問題解決能力は、眠たい状態と、よく寝た後の状態は問題解決能力に3倍ほどの開きがある。
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皆さま、民泊の経営や管理は難しい仕事ばかりです。故に、量と質を兼ね備えた良い眠りを追求しましょう。
 
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最後に:さて、皆様、衣食住の視点から、皆様の民泊経営がうまくいくのに寄与するであろう方法をご提案しました。「余計なお世話だ」とお思いの方も多いでしょう。
 
しかし、今は健康になりましたが、入院してから「健康なくして、順調な私生活、仕事は意味が無い」と、本当に私は反省しました。日本の民泊産業の命運は皆様全員にかかっています。ビジネスでは、ビジネスは宝くじのように「いきなり大成功する」ということは無いでしょう。健康第一に、今日も明日も明後日も、数年単位でコツコツ頑張り続け、小さい成功を積み重ね、失敗を乗り越えた方々だけが大成功に到達するのではないでしょうか。皆で一緒に頑張りましょう。今は2018/6/15(コラム執筆時は2018/6/12)の民泊新法を前にし、多くの民泊管理者の方は苦しんでいます。今は民泊の氷河期かもしれませんが、皆で一緒に民泊を盛り上げて、皆で一緒に数年後に成功しましょう。

<著者プロフィール>
長坂 創太(ながさか そうた)
1984年、愛知県生まれ。
22歳~25歳:大手コンサルティング会社で営業職に従事。
26~27歳:バックパッカーとして世界50カ国を回る。
27~29歳:早稲田大学大学院に入学。そこで同級生と起業を計画。
30歳~:ロシア人の奥さんと結婚と同時に、株式会社ウィンズを起業。業務内容は、民泊や特区民泊、旅館業(簡易宿所)対応サイトコントローラーやPMSの販売と、宿泊施設運営。取得資格:宅地建物取引士、TOEIC915点

コラム監修:株式会社いろは(http://iroha-house.com/
運営ウェブサイト:https://co-reception.com/