前回の続きですが、私は広田まゆみさんを訪ねることにしました。広田さんはNPO法人北海道B&B協会設立時に事務局長されており、現在は北海道議会議員(当選3回)として活躍されています。
住民の中からは「政治家は選挙のときにしか挨拶に来ない」という話もよく耳にしますが、私は住民側から積極的に政治家に接点を持つことも必要だと考えています。例えば民泊に関する研究会などに地元政治家の方に参画を呼びかける。政治家の地域懇談会などにホストが参加し民泊の実情を話すことや具体的な政策提案など少しの時間と交通費・会場費程度・政策提案はA4の紙1枚があれば十分です。
各自治体が上乗せ規制をする中、例えば、札幌民泊ホストはゲストへ札幌みそラーメンをおススメしなければならい、ゲストと乾杯する際はビールであればサッポロビールをおススメしなければならない、冬季間はゲストと一緒に除雪体験をしなければならないなど。今後、地元愛を感じる民泊条例案が提案され、地元住民からの民泊事業の理解が広がっていけばと思っています。
まずは真正面から、そして多面的に民泊事情を見てもらう知ってもらう活動が必要です。そしてその輪を広げていく(政党を問わず)ことが大切です。内容を把握された上で民泊へ興味や理解を示す政治家かどうか?を住民が見極めて各ホストが投票行動を行うのです。
私はこれまで何名かの議会議員(首長も含めて)の方に、民泊ホストとしてコンタクトをしてきましたが、残念ながらメッセージをしても回答を得られなくなった議員の方もおります。
広田さんは民泊ホストの活動を北海道のこれまでの観光政策や、雇用、起業のあり方などにイノベーションを起こしていくかもしれないと可能性を感じている政治家の一人なのです。
私は広田さんと出会ったころの農村B&Bから20年経過し現状の農泊について意見交換をさせていただきました。
当時、カタチにしようとした交流業のイメージが、住宅宿泊事業法(民泊新法)を使いこなすー国の制度は使いこなすものーことが必要ではないかと考え、そこで広田さんから農泊推進対策へ応募している道内25地域のいくつかの地域(協議会)そして道庁の担当者を紹介していただくこととなりました。
私は広田さんから農泊推進対策に取り組む地域そして道庁担当者(広田さん同席)紹介して頂き、農泊の現状についてお話を聞くこととなりました。
広田議員のブログより。