【第79回】ホームクリーニングを民泊用洗濯サービスへ 『北海道民泊、訪れてよし住んでよし』北海道民泊観光協会 代表理事 南邦彦さん

札幌市内では、住宅宿泊事業法(民泊新法)施行前、保健所職員が違法民泊(無届け)の物件を巡回し指導しておりました。 私は何度か現場に立ち会い、そして保健所へ訪問し状況を説明したことがあります。民泊ホストを集め、保健所の方に来てもらい、旅館業法の勉強会を行ったりもしました。 指導をする・される立場ですが、テーブルについて話し合うことがスタートです。

新しいサービスが誕生する度に、法律・条例の内容について精査していくことが必要だと感じ、民泊現場で活動をしていました。 指導をされる内容の中で、旅館業法のみならず、クリーニング業法に抵触するということを伝えられました。お客様の洗濯物を有償で洗濯する場合には有資格者が必要。 クリーニング技師を取得するには都道府県で開催されている試験を受けなければなりません。よく調べると試験料は地域で差異があり、学科を受験、そして実技があると無いところもあります。簡単にいうと難易度も金額も様々で、開催日は年に1回です。

住宅宿泊事業法に沿って適法運用を考える中、クリーニング業法についても目を向ける必要があるのです。そこでホテルのようにリネンサプライ(シーツは洗濯会社が提供をする)の手法を取り入れようとするも、地元リネンサプライ会社は違法状態にある民泊事業者へのサービス提供は難しいとの回答、さらに一定数のボリュームも必要。 そこで、我々、民泊清掃チームは自社でリネンを調達し業務用洗濯機・乾燥器を導入する、清掃会社がリネン(シーツ・タオル)持ち込み清掃をすることでクリーニング業法に抵触しないよう努力してきました。 しかし、この方法ではリネンは均一化されてしまい、特徴のあるリネンで、部屋を運用することはできません。個別対応が必要なベッドもあります。それらを対応しようとするには洗濯物へタグをつけてといった作業が発生します。自社ではそれらの作業まで対応することが難しいため、地元のクリーニング工場と交渉し民泊向け洗濯サービスを試験運用しております。

欠点と言えば、洗濯もの1枚1枚がビニール放送・タグ付けされているため、清掃スタッフの手間がかかりますが、洗濯ものを袋に入れ、物置等に入れておくと次回清掃時には洗濯・乾燥を終えたリネン類が返却されているといった具合です、いわゆるホームクリーニングというサービスです。 民泊現場では、適法化に伴って様々な企業がサービスの提供を始動させております。