【現場レポート】北海道胆振東部地震と民泊② 『北海道民泊、訪れてよし住んでよし』北海道民泊観光協会 代表理事 南邦彦さん

9月6日午前3時頃、北海道胆振(いぶり)地方を震源とする大きな地震が発生しました。(第1回

地震の影響により北海道全体が停電し、信号機への通電がないため、信号機のサインは作動していません。民泊清掃チームは車で民泊現場へ行くことができません。民泊リネン専用の洗濯機・乾燥機も作動しない。住宅宿泊事業法(民泊新法)により適法化に伴い民泊のゴミは事業ゴミとなりましたが、ゴミの収集、ゴミ処理場への搬入も行うことができません。

ゲストを迎え入れれことが困難な状況です。 これが宿泊需要の高い繁忙期の8月であったら、もしくはストーブが必要な冬であれば、更に混乱をきたしていたことでしょう。 アパートの防災照明も蓄電を消費したのか?点灯しなくなってしまいました。

6日午後くらいから徐々に停電が解消されたという情報が入るようになりました。どこの物件が通電をしているのかを確認、平行して道内各地のゲストから札幌へ入りたいが部屋は無いかと問い合わせが来ます、信号機が作動していないことを伝え、空いている部屋へゲストを誘導しました。 ゲストとホスト・Airbnbなどの仲介サイト・民泊に関わる事業者のコミュニケーション・情報共有によって、部屋・宿泊の場を提供することができたのです。 (つづく)