【現場レポート】北海道胆振東部地震と民泊⑤ 『北海道民泊、訪れてよし住んでよし』北海道民泊観光協会 代表理事 南邦彦さん

北海道胆振(いぶり)東部地震においても復旧復興が進み、平時に近づきつつありますが、依然、観光客減少は続いております。民泊ゲストの方は札幌市内においては一部のエリアの報道を見ることで、市街地全体に災害ダメージがあったような印象をもたれているようです。数週間ないし数か月はこのような状態が続くかと思いますが、辛抱強く地域の現状を発信して行く、次のステップへ向けての準備期間としたいと思っています。

私自身、15年ほど消防団員の経験があります、消防団は国民の生命、身体及び財産を火災から保護、水火災または地震等の災害を防除し、これら災害による被害を軽減することとされており、小隊訓練(行進)や放水ポンプ操作・防火防災訓練を受けました、火災時の出動や行方不明者の捜索、水害時の土嚢設置作業にあたった経験があります。

先週、東京へ出張する機会がありました、農水省、国土交通省観光庁、総務省消防庁、厚生労働省の住宅宿泊(民泊)に関わる担当の方々と意見交換させていただくことができました。住宅宿泊事業者がこのような方々と同じテーブルにつき、現場の状況をお話できることは大きな進展です。 そこでは震災の現状や民泊ホストがどのように災害時対応をしたのか?また今後の災害対応・反省点についてなどをお話しました。テーブルを用意していただきました関係各位に感謝です。

今後、住宅宿泊事業者のみならず、ホテル旅館業の方々・行政の方々も含めた勉強会を実施予定など報告いたしました。 住宅宿泊事業者についても観光支援事業費補助金の該当としていただけるよう提案をさせていただきました。