10月24日第に45回北海道宿屋塾が札幌第一ホテルで開催されました。北海道内は9月5日の台風・6日の地震と自然災害の脅威を再認識することとなりました。宿泊業の皆さんは「ホテルは人をやさしく思いやり、心の通う場所でありたい」という願いから、今回の勉強会開催を実施されました。
主催者のご厚意で参加することができ、更にホテル関係者の皆様へ住宅宿泊事業者として紹介をしていただきました。勉強会では、熊本地震から復興、非常時に学ぶ備えについて、熊本県内にある内牧温泉の事例から、火災よりも地震の際の対応マニュアルが重要である、避難所が利用できない場合を想定し第2・第3の避難所を紹介する必要がある。マイクロバスや自動車が緊急避難所として活用できました。
復興へ向けた陳情などロビー活動の手法・利用できる補助金・助成金、災害を期に運営方法(OTAの利用)の見直しなど具体的なお話を聞かせていただきました。また、安定と成長の両立では、宿泊単価の設定の考え方(レベニューマネジメント)について、詳しく解説をしていただきました。
宿泊価格を1%アップすることで利益率は11%アップ、宿泊者数を1%アップすることで利益率は7%アップ、1%のコストダウンで利益率は3%アップ。ほかにも企業出張旅費規程は実数55%と定額45%と実数が増加傾向、 清潔感をアップさせるにはリモコンやヘアドライヤーの汚れ拭き取りを忘れていないか?など、住宅宿泊事業者にとっても関連する内容が多くありました。
住宅宿泊事業者とホテル業の方との交わりは少ないのですが、このような会合等へ参加し接点を増やし民泊への理解を広げていきます。