【第94回】イベントと宿泊需要 『北海道民泊、訪れてよし住んでよし』北海道民泊観光協会 代表理事 南邦彦さん

今週末(11月17日、18日)札幌では同時期に複数コンサートが開催され宿泊需要が急騰しました。宿泊単価も同様にアップします。各宿泊事業者の価格調整も様々です。需要に合わせて単価を上げる、リピート客を増やすため単価は良心的など。

住宅宿泊事業者、民泊ホストの中にはイベントが開催されていることを承知していないケースもあります。住宅宿泊事業者は180日(泊)ルールがあるため、来年4月1日からは宿泊需要が高まる地域のイベント開催には注視する必要があります。 ほか、コンサートによる宿泊需要が高まり、ホテル予約することができず、出張者が住宅宿泊(民泊)を利用することになったという方もおりました。

また住宅宿泊事業の適法化に伴い、イベント会社からの問い合わせも増えています。イベントの設営、グッズ販売や撤収を行うスタッフの休憩、宿泊スペースとして、イベント開催地の近くにある住宅宿泊施設(民泊)を利用されています。

問い合わせは仲介サイトを利用したり、施設へ直接コンタクトと様々です。良くも悪くも住宅宿泊事業に関する報道がなされたことで多くの方が、その存在や利用方法が認知されたことは事実のようです。
宿泊先の中に、ホテル・民宿のほか住宅宿泊(民泊)を利用してみるという選択肢が増えています。