【第129回】民泊と火災 『北海道民泊、訪れてよし住んでよし』北海道民泊観光協会 代表理事 南邦彦さん

先日、札幌市内の集合住宅(アパート)から火災が発生しました。

賃貸入居者の室内から火災です。そのアパートには複数の住宅宿泊ホスト不在型民泊があり、消防の方々の迅速な対応によって短時間で鎮火となりました。

民泊現場では滞在中のゲストへ安否確認し、現地へ出向き(緊急駆け付け)、民泊部屋の利用が可能かどうかの確認、これからインするゲストへ火災があったことを周知し、別の民泊部屋へ案内、仲介サイトカスタマーセンターへの情報共有など、短時間で様々なやりとりを迅速に行いました。

火災発生現場への消火活動を行うため民泊部屋も活用されました。その部屋を現状回復し、ゲストを受け入れるのには、だいぶ時間がかかりそうです。 その補償等についても、どのように対応することになるか?など検討する必要があります。

今回は民泊ゲストによる失火ではなく、賃貸入居者による失火・火災発生のため、それほど大きなニュースには至りませんでしたが、もし民泊部屋のゲストによる失火であった場合には、大体的に報道されていたことでしょう。

民泊現場としても消防局と連携し指導を受けつつ、より一層火災予防に努めてまいります。