先月7月26日Airbnb Japanの田邉泰之社長が来札され、Airbnbホストのミートアップが開催されました。地元ホスト(宿泊・体験)約80名が参加。
約5年前に札幌で田邉社長にオープンセミナーを実施していただいたことがありました。(主催:キャリアバンク㈱)
当時は、住宅宿泊事業法(民泊新法)施行前であり、札幌市保健所もAirbnbを注視し始めた頃でしたので、オープンセミナーには札幌市保健所職員も参加していました。
民泊事業者間ではちょっとした話題となった程です。 7月26日当日Airbnb Japan田邉泰之社長から新しいコミュニティの施策の発表・案内がありました。
地元ホストコミュニティメンバーによるトークセッションその後は食事をしながらの歓談。 地域ホストがAirbnbやAirbnb Japanに対して不満があることは重々承知の上、このような場を企業としてお金や労力をかけセットするということは当たり前とも言えますが勇気のいることです。
例えばアマゾン(Amazon)・フェイスブック(Facebook)・ブッキングドットコム(Booking.com)の日本社長が札幌へ入り、会場費を負担の上、地域コミュニティとつながりコミュニティビジネスを拡大させましょうと提案するようなことは私にはイメージできません。そういった意味でもAirbnbという企業は特異だなと思っていますし興味深い存在です。
歓談の席では不満を持ったホストが田邉泰之社長に対して様々な提案等々を行っている場面もありました。私自身もシステム障害によって不利益を被った経験もありますが、Airbnbのシステムは継続して使用、他の仲介サイトのシステムも利用しています。 今回はAirbnb Japanが費用負担しセット、彼らが新しいコミュニティの施策を発表する場であり、ホストが対等な議論を望んでAirbnbから不満に対する解決策を示すような回答を得るような環境ではないと考えます。 Airbnbをはじめとした仲介サイトへ不満があれば、自分のホームページで集客や他社のシステムへ乗り換えることも考えなければいけないでしょう。また、このような歓談の場ではなく、OTA(仲介サイト)とホスト代表者がテーブルについて、お互いの利益の確保について、中立的な場をセットし定期的にテーブルにつくような仕組みが必要だと考えています。