【第147回】客室稼働率『北海道民泊、訪れてよし住んでよし』北海道民泊観光協会 代表理事 南邦彦さん

8月21日に北海道民泊観光協会 住宅宿泊管理事業者連絡協議会 定例報告会が札幌第一ホテル会議室で開催されました。

出席企業は8社、当初、札幌市MICE推進部の参加が予定されていましたが、事情があり次回9月11日参加へ持ち越しとなりました。 11月には市民へ向けて民泊セミナー開催を準備中です。

月に1度日程を決め、11時から約1時間打ち合わせを行い、その後12時から会食をしながら情報交換・雑談をしています。

民泊管理事業者の中で話題となっていた点として、OTAの予約率割合変化です。過去Airbnbが大半を占めていた予約も他社からの予約が増えている。Airbnb社の補償が充実しているが他社はそこまで充実していないため、宿泊料の設定(補償分)をどのように上乗せするべきか?ほかにも韓国のゲストキャンセルが増えた。部屋によって勝ち組・負け組の差が激しい。などさまざまな現場の状況が話し合われています。 各会社によって状況は異なるものの、おおむね同じようなことを感じているようです。

・OTAをAirbnb1社に絞りレビューを増やし少ない客室で運用
・OTAを複数へサイトコントローラーを駆使し、複数の部屋を価格調整で運用

どの手法が正しいとも間違っているとも言えませんが各社試行錯誤をしながら日々運用をされています。 また、札幌ホテル関係者からも運営・運用状況について前年と比べ、状況がよくない、民泊が増えたから?という相談もありますが先に述べたように相対的に民泊事業者も苦しい運営となっており、ホテル客室が増えた?民泊が増えた?からと簡単に決めつけられない状況です。

韓国や香港からのゲスト減やふっこう割が一定の効果があったとされる分、その反動もあり宿泊業全体の稼働率が低下傾向にあるとの見方もあります。 私自身、札幌で民泊事業を開始してからまだ5年程度ではありますが、今まで経験したことのない事情の変化というものを感じています、それは同業者も同じ感覚のようです、長く宿泊業をされている先輩方からはこういう厳しい時期もあるとアドバイスを受けつつも、どうやってやり過ごすべきか?月に1度の管理業者仲間と思案中です。

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