【第154回】Airbnb meetup京都コミュニティイベントへ参加『北海道民泊、訪れてよし住んでよし』北海道民泊観光協会 代表理事 南邦彦さん

9月4日(水)京都の鮒鶴を会場としAirbnb meetup京都コミュニティイベントが開催され、他の地域のホストコミュニティの活動へ興味があり参加をさせていただきました。

民泊の稼働率低下やOTAや行政との対話の必要性など、全国的に民泊ホストが抱える、感じている課題に細かなところでは違いはあるものの、さほど大きな差異は感じられず、ほぼ同じことを考えているという印象でした。

民泊ホストをされている方々は、それぞれの考えを持って活動を行っており、様々な課題や問題を抱えつつも明るく、エネルギッシュで独創的、魅力的な方が多いです。そして中年・高齢者と言われるような層の方が中心です。その活動、外国人を家に泊め交流するなどは地域住民から奇異な目で見られることも多いでしょう。

そこで京都コミュニティイベントでは、自分たちの民泊活動や発表へ留まらず、地域の方々が民泊をどのように地域へ取り組むべきか?といった視点から、民泊ホストではない地域の方が数名発表をされていました。

一例としては京都大学大学院 経済社会学研究科のマークさんが、P2Pエコノミー(Peer to peer economy)という視点から民泊について研究発表されていました。

シェアリングエコノミーの中でも民泊は、担い手が個人利用者・営利企業・共同組合・地域コミュニティ・非営利組織・公共部門と様々であり、運営主体も企業や消費者とそれぞれの運営方法がある。 企業の経済活動を通して行政は税金を徴収し分配をする仕組みと、 個人と個人とがプラットフォームを活用しコミュニティビジネスを行いながら生活を維持していく仕組みについて、例として空き室を旅行者へ提供することで交流が生まれ、自分自身や地域のライフスタイルを商品やサービスとして提供することがより豊かな生活へとつながっていくというような内容でした。

私が興味を持ったのは、京都は駆け付け要件義務付けへの対応という直近の課題を抱えつつ、今回はマークさんをはじめ、民泊ホスト以外の住民が民泊について、多くの人の前でプレゼンをしていることでした、行政が民泊に対して厳しく対応せざる負えない状況は住民感情を意識している部分は大きく、我々民泊ホスト(事業者)は、地域住民との接点をより増やしていく必要があります、民泊ホスト(事業者)100名など集まる会合に参加、見ていただくことで、地域住民が民泊に対する印象も大きく変わるのではないかと感じました。地道な活動ではあるものの、地域の理解者を増やすことになります。

現在、巷では「タピオカ」がブームです、多くの人がいつまでその流れが続くのか?と感じつつも、商品を購入し楽しんでいます、我々、民泊ビジネスも今後どのように移り変わるのか?札幌以外のエリアについてもウォッチして行きます。

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