【第155回】北海道ふれあい民泊推進事業『北海道民泊、訪れてよし住んでよし』北海道民泊観光協会 代表理事 南邦彦さん

北海道庁では、北海道ふれあい民泊の推進を図っています。

北海道は日本の約1/5、面積の小さい都府県22合わせた面積と同じ面積です。自然や食など多彩な観光資源がある一方で宿泊インフラが整っていない地域もあります。地域振興のため、イベントを開催、誘致するも宿泊先の確保がネックとなるケースも少なくありません。そこで、地域住民とのふれあい・体験も含めた滞在型観光として「ふれあい民泊」を全道へ広げようとする狙いがあります。

私も何度か北海道各地、民泊セミナーで伺ったことがあります、空いている部屋を提供するため、興味を持った方が容易に民泊業をスタートさせられるのではと思っていたのですが、 参加者が民泊をスタートしたケースは稀でした。空き室があり、旅行者を受け入れることができ交流が好き、日本人や外国人問わない、スマートフォンを扱えるなど、いくつかのスキルが求められ、仕組みに慣れるまではサポートが必要です。

ふれあい民泊事業では開催地を札幌・函館・小樽・旭川・富良野・倶知安の6会場とし、民泊に興味を持つ住民や観光協会の担当者を対象に、 既存の民泊ホスト(事業者)が、インバウンドの受け入れ、おもてなし、注意する点、安全、安心の確保について、行政機関からは届出について、プレゼンや説明を行います。

今月9月6日、本事業の入札が行われ本事業者が確定いたしました。今年は知事選もあり選挙後に政策予算の執行が行われたことにより、本事業も急ぎ足で進めなくてはなりません。スケジュール的にはタイトではありますが民泊ホスト(事業者)の活動を北海道各地へ広げるチャンスでもあります。 「北海道ふれあい民泊推進事業」入札事業者と連携を図りつつ、限られた予算で効果を上げられるよう、一般社団法人北海道民泊観光協会として事業へ参画する予定です。

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