【第161回】飲食ビル空き店舗を宿泊事業へ活用①『北海道民泊、訪れてよし住んでよし』北海道民泊観光協会 代表理事 南邦彦さん

昨年9月「賃貸住宅フェア2018in 札幌」が開催されました(会場:アクセスサッポロ)。

賃貸住宅フェアイベントのチラシに「民泊」というワードが記載をされ民泊関連事業者も参加をさせていただきました。2018年6月15日住宅宿泊事業法(民泊新法)施行に伴い、このような大規模な不動産イベントにおいて民泊セミナーが開催されるまでになりました。

私自身も50分間の時間をいただき民泊についてお話させていただきました、講演後、多くの方と名刺交換をさせていただきました、そしてその中のお一人からメールをいただき、民泊に興味があるがどのように進めたらよいかという相談がありました。 その相談内容が具体的であり、私は直感的に「面白そうだな」と感じました。

昨年の6月15日住宅宿泊事業法は突如施行された訳ではありません、2年前の2017年時点で2018年6月15日までに住宅宿泊事業法の運用はスタートするということが確定していました、私は法施行を見越して民泊へ興味がある企業は粛々と準備をされていると思い、彼ら参入する仕組みや手法にワクワクしていました。しかし法施行後、その動きを感じることはなく民泊運用は遅々として拡大していなかったのです。多くの方々の調整や努力によって法施行された結果がこの程度だとしたら寂しいと感じていました。

メールをいただいた方とお会いし詳しくお話を聞くとその「面白そうだな」と感じた物件は旭川にあるとのことでした。 旭川は北海道内第2の人口規模(人口約35万人)です、そして旭川の歓楽街3・6サンロク街と呼ばれるエリアがあります、その物件はサンロク街にありました。 早速、旭川へ行き内覧をすることにいたしました。