内容は、
① 民泊についての基礎知識
② 民泊についての注意事項と事例紹介
③ 民泊を始めるための手続きと準備
④ 民泊を始めてからの心構えとサポート
今は使われていない部屋・空き家・店舗など遊休施設の利活用を促す内容です。 平取町は人口5000人、札幌から高速バスで110分、苫小牧から40分、アイヌ文化の拠点のとして広く知られる町の1つです。 北海道を横断、札幌から道東(帯広など)へ行く主要なルートとして平取町を通過するため、人やモノ・情報が往来をしていました。
インターネットが発達する前、平取町は北海道内を徒歩やヒッチハイク、バイク、車で旅をする人たちが滞在の拠点でもあり、アイヌ文化へ触れることのできるお土産店や飲食店、民宿、ライダーハウスなどがあり、外からの人を受け入れる土壌があります。
最近は、漫画『ゴールデンカムイ』の影響もあり、アイヌ文化へ興味持ち平取町を訪れる方も増えているそうです。私自身もゴールデンカムイ(動画)を視聴しハマってしまい、家族で何度も見て楽しんでおり、平取町へ伺いアイム文化へ触れることはとても興味深く、セミナー開催前の時間など利用し、アイヌ文化資料館や木彫り店舗を訪ねるなどさせていただきました。
セミナー会場である平取町内にある振内(ふれない)地域は平取町内の市街地から約25キロ離れており、車で30分かかります。セミナーは最大6名と少人数で開催し気軽に質問など受け付けられる雰囲気で行いました。 セミナー時に、Airbnbなどの民泊仲介サイトで平取町エリアを検索するも、残念ながら民泊施設はヒットせず、参加者と空き室をサイトへ公開することができないか?と一緒に考えながらの講座となりました。
前回は今年の1月に開催、私1人がプレゼンをするスタイル、今回は前回の反省もふまえて全4回のセミナー開催にあたり、札幌市内民泊ホストの方へ参加協力を依頼し自身が行っている民泊の概要についてお話していただきました。
・ホームステイ型(ホスト居住型)、戸建て空き室を民泊として提供
・不在型、アパート大家業、空き室を民泊として提供
・民泊仲介業者(OTA)を使わずに口コミ等で集客
・無償マッチングサイトで集客、国際交流を楽しむ
・スポーツやイベント民泊の受け入れ
それぞれ民泊事業者として日々行っている活動を話題提供。 全4回のうち、2回は平取町内にあるゲストハウス「yanto」アイヌ語で【宿】、へ宿泊させていただき、 地元、平取町の方そしてたまたま宿泊していた方との交流を楽しませていただきました。 住宅宿泊事業法が施行され民泊を行いやすくなったとはいえ、地域の方々にとって【届出】は参入障壁になっており、各地域に管理業者を育てていく必要性をヒシヒシと感じました。
札幌など既存の民泊(滞在型・不在型)事業者の活動が全道へ広がり、民泊が各エリア点在することで地域の方々と交流を楽しむことができる、ノープラン無計画な旅でも、受け入れてくれる宿がある北海道、そのような民泊文化を仲間たちとつくっていきます。