【第177回】覆面調査による民泊清掃の向上『北海道民泊、訪れてよし住んでよし』北海道民泊観光協会 代表理事 南邦彦さん

民泊清掃事業の協同化へ向けた議論がスタートしました。各事業所には苦心しつつ、つくりあげた清掃技術の向上ノウハウがあります。不在型民泊は現場へ出入りするのは圧倒的に民泊清掃チームが多いです。無人で運用しているためホテルでいうフロント担当者が客室、現地へ行くことはほぼありません。
(フロント業務を海外へ委託しているケースもあります)

民泊清掃現場では宿泊予約カレンダーと清掃へ入るカレンダーの同期、自動で清掃受発注する仕組み導入は進み省力化が図れています。

清掃の他に、民泊清掃現場では民泊清掃アプリを使い動作確認としてWifi・ドライヤー・給湯照明点灯・冷暖房・コンロ。人数分あるか個数確認としてスリッパ・カトラリー・お皿やカップ、そしてタオルやアメニティ、消耗品(トイレットペーパー・ティッシュ・食器洗剤・浴槽洗剤・洗濯洗剤・トイレ洗剤・スポンジ)の確認、報告へ至るまで細かな作業の連続です。例えば、民泊部屋にはキッチン・洗濯機・浴槽がありますと記載があったとしても、食器洗剤、洗濯洗剤、浴槽を洗うスポンジが無ければ利用される方は不便に感じるでしょう。 民泊清掃の技術向上のため、清掃後の抜き打ちチェック、確認、覆面調査をすることとしました、A民泊清掃会社が対応したあとの部屋をB民泊清掃会社がチェックしフィードバックしあう仕組みです(画像プラス動画)、お互いに清掃現場を知り尽くした仲ですので、細かなところまで確認が可能です。例えばシャワー室内の電球カバーの上は拭いているか?などです。ライバルともいえる同業者を調査することで、自社の課題が明確になってきます、新たな気づきや自社の長所気づきもあります。

国内外他の地域、どんな仕組みでどのような事業所または個人が民泊清掃へ携わっているか?まだまだ全容を把握するまでに至っていませんが、民泊清掃現場からゲストが快適に過ごせる環境づくりをつくっていきます。