【第180回】ストップ違法民泊!強化月間(令和2年2月1日~29日)『北海道民泊、訪れてよし住んでよし』北海道民泊観光協会 代表理事 南邦彦さん

北海道では、住民からの民泊に関する苦情や通報受付コールセンターを開設(札幌市と共同運営)し、無許可・無届出の疑いの民泊や宿泊者による迷惑行為など受付、情報収集を行っています。 行政担当者から我々住宅宿泊事業へも「ストップ違法民泊!強化月間」実施に対する事前相談があり、民泊現場としても無許可・無届出の疑いの民泊情報を収集するべきか?検討を重ねてきました。

まず、民泊清掃事業者へ協力依頼を行いました。札幌客室清掃連絡協議会では月に1度会合を実施、その中で民泊清掃を受託する際、その民泊物件が適法かどうかを確認、また民泊清掃現場その周辺で違法な民泊物件らしき情報を共有しております。 次に北海道住宅宿泊管理業事業者連絡協議会の議題として、ストップ違法民泊!強化月間の内容を各メンバーと内容を共有、その中で違法民泊や迷惑行為の情報が集まりやすいのは、「我々民泊事業者よりも不動産管理会社ではないか」という意見が出され、関連する不動産管理会社へ伺い・民泊の標識がない家で旅行者や清掃業者などが頻繁に出入りしている、旅行者に生き方をたずねられる、早朝や深夜にレンタカーで出入りし、荷物の積みおろしなど騒がしい、旅行者がゴミを分別せずにゴミ出し、無断で庭の画像撮影、たばこポイ捨てなど、地域住民から情報提供があれば北海道・札幌市コールセンター011-211-2388(9:00-21:00 年中無休)へ連絡するよう情報提供いたしました。

今回のストップ違法民泊!強化月間事業へ携わってみた印象として、住宅宿泊事業法が施行され、その届出方法など管理業・行政書士・行政など関連するメンバーとの流れができつつあり、おおむね届出を行い営業している。このような事業を活用させていただき不動産管理会社も含めた関係機関と民泊適法化へ向けて連携を強固にしていきます。