【第198回】民泊客室清掃チームによる居酒屋清掃 『北海道民泊、訪れてよし住んでよし』北海道民泊観光協会 代表理事 南邦彦さん

新型コロナウイルス感染症拡大による不要不急の外出を控える状況にあり、宿泊業界は大きなダメージを受けております。特に北海道内の影響は大きく、民泊清掃現場は途方に暮れています。

民泊清掃予定は客室予約カレンダーと連携し、予約が入ると自動的に各清掃事業者へ依頼がされ、受託する仕組みとなっています。宿泊希望者と客室のマッチング(仲介サイト)が発達したように、清掃についても同様に自動的にチェックアウト日を清掃発注と受注する清掃チームをマッチングすることが可能です。民泊清掃現場は清掃のIT化が進んでいると言えます。 現在その自動マッチング機能が全く動いていないのが現状です。仲介サイトには清掃を欲する事業者がいつ予約入るのか?待っている状態にあります。 客室清掃を待っていてもこの状態を打破することは難しいと判断をし、民泊清掃事業者が集まり新たな清掃事業を受託するため各自営業活動中です、正直に「仕事が全く無くなりました、仕事を頂けませんか」を連呼する日々です。 各事業者が共同で営業し清掃へあたることで大規模な業務を受注した際に協業し助け合っています。

アパート退室清掃ほか、床洗浄、バキューム、床ワックス、ガラス清掃、カーペット清掃、エアコン清掃、高齢者・病院などの施設清掃、オフィス清掃へチャレンジしています。 今回は札幌市内約30店舗ある居酒屋の清掃を受託することとなりました、居酒屋の清掃は営業時間外に行うため、民泊清掃チームが日ごろ清掃業務へ携わっている10時~15時の時間帯の対応が可能です。 違いは民泊アウト時に対応する不定期清掃に対し、居酒屋清掃は決められた曜日に清掃する定期清掃です。 居酒屋店舗の合いかぎを頂き無人の居酒屋で清掃業務を担当、1日数店舗を巡回しつつ清掃スキルレベルを上げる努力をしています。