【復刻・民泊革命(第61回)】 各地の民泊は?5-沖縄

沖縄の民泊事情は?

 今回、沖縄で簡易宿所許可を取って民泊を運営するTさんに話を聞いた。Tさんは、Airbnbが日本語対応する前の2013年11月に民泊を始めた。米軍関係専門の賃貸業から脱却して観光業としての自立することが最大の目標だったと言う。その当時同サイトに掲載される民泊は沖縄に30件程度。それが、現在1600件以上になっているので、50倍以上になった。

 Tさんは3物件を運営しているが、2物件は9割程度、1物件は7割前後の稼働だという。2件が所有、1件が賃貸だが、家賃の2~3倍程度の売上を上げているそうだ。簡易宿所許可を取った時、消防法対応で思ったより費用がかかったそうだが、案ずるより産むが易しと感想を述べていた。

 他にも、何人かに聞いてみたが、沖縄民泊の一つの特徴は、季節変動が非常に大きいことだ。夏をピークに4月くらいから11月位までは良いが、12~3月は閑散期になってしまう。したがって、始める時期が大事だ。 また、本州で民泊をするのに比べると、外国人が歩いていること自体にはそれほど抵抗がないと言える。ただ、無許可での民泊については、保健所の指導も厳しくなってきているので、注意が必要だ。

 Tさんは「日本は民泊を通して自国に自信を取り戻し、強い国作りをできる」と言う。是非そうあってほしいものだ。

<筆者プロフィール> 児山秀幸(こやま・ひでゆき) 合法民泊やホステル・ゲストハウスなど簡易宿所の立ち上げや運営支援を手掛ける株式会社TAROコーポレーション代表取締役。旅館業法における「簡易宿所」の営業許可を取得した「タローズハウス鎌倉小町」を運営。Facebookグループ「簡易宿所・民泊ビジネス研究会」の管理人。Airbnbや民泊新法、旅館業法、特区民泊、東南アジア民泊、医療インバウンドなどに関するセミナー・コンサルティングも。

<前回号である第60回記事> 

【復刻・民泊革命(第60回)】 民泊ウォッチャー・そーたろー氏に聞く 下