【第16回】年末年始の民泊清掃『北海道民泊、訪れてよし住んでよし』北海道民泊観光協会 代表理事 南邦彦さん

元旦にチェックイン・アウトするゲストもおります。民泊清掃現場は365日休みなく稼働をしています。

年末年始、民泊清掃は主婦・主夫の清掃出勤が難しいため、年末年始の民泊清掃現場で活躍しているのが障がい者就労支援事業所です。

このような福祉事業所は通常、土日祝はお休みという事業所が多いですが、利用者・地域ニーズの要望により年末年始に稼働をしている事業所も増えています。

清掃という単純作業ではありますが、細かい作業の連続です。 清掃員はゲストとのやりとり・接点はほぼありませんが、何千キロと離れた所から民泊物件にまでたどり着いたゲストを向かい入れる大事な仕事を担っているのです。

住宅宿泊事業法(民泊新法)に基づく事業者認定のルールを定めた条例(案)では、利用日数や住宅地、ホストと同居か?などが論点になっていますが、インバウンドで得た外貨が地域でどのように循環をし雇用につなげるかという視点も必要ではないでしょうか。

南邦彦(みなみ・くにひこ) /一般社団法人北海道民泊観光協会 代表理事
元保育士養成施設教科専任教員。2014年より障がい者雇用で民泊管理・民泊清掃事業をスタート。北大公共政策大学院卒。公共政策学士。