【第6回】民泊とハウスマニュアルの鉄則6“文字よりもっと伝わるもの” 広島在住 民泊コンサルタント 播磨 恵さん

みなさん、企業等のロゴマークをご存知ですか?

「そんなの知っているよ!セブンイレブンとか郵便局とか店先にあるアレだろ?」

仰る通り。100点満点の回答です^^;

企業等がユーザーにとって「『あの企業だ!』と即座にわかってもらう」「頭に残りやすい」ということを念頭に置いて、多額の予算をかけ一流のデザイナーさんを呼んできてたくさんの候補の中から選りすぐりのモノを採用しているのが現在のロゴですね。

ところで民泊ホストの方がゲスト用の部屋までの地図を作成する時、コンビニや郵便局などを地図上で示す際、例えば単純に英語で

Seven-Eleven
Post Office

と書いていませんか?

それでも伝わらなくはないですが、前にも書いた通り、英語圏からだけお客さんが来るわけではありません。私達日本人とそんなに英語力が違わない中華圏の人や韓国人も訪日されるということは、関西エリアのホストの方なら重々承知のことだと思います。

ならば、ここで何故ロゴを使わないのですか?
多額の企業予算と人的資源を使って会社が作り上げた最高のモノを?

 

こちらを地図に加工して張り付けた方が伝わりますよね。私が作成したハウスマニュアルでも目標物となる牛丼屋のなか卯や市電の最寄り駅はかならずこのようにロゴを使っています。

こちらのほうが、

「英語にすると綴りはどうすればいいんだっけ?」
「単語はこれでいいのかな?」

という苦労もなくなります。
お勧めです。

播磨 恵(はりま めぐむ)/翻訳・通訳、英語講師、民泊コンサルタント
広島県呉市生まれ。現在は広島市在住。原爆ドームや宮島を訪れる観光客が非常に多い広島にて、2014年12月、知り合いから依頼を受けて民泊の英文メッセージの予約管理やハウスマニュアルの作成。また無類の旅行好きで、サッカー観戦のため、国内や海外でもAirbnbを使って宿泊し、ゲストの立場にたった民泊ビジネスを心がけております。
現在2018年FIFAロシアワールドカップの観戦旅行を計画中。