DIYとは、Do It Youselfの略語で「自身でやる」という意味です。
専門業者へ依頼することなく自作や修繕を自身で。自分でできることは自分でやろう・やってみようというチャレンジすることです。 DIY精神は、自主イベントや草の根政治運動・草の根社会運動等々にまで影響を与えているとされています。
民泊清掃現場から、「●●が壊れています」といった報告があります、それらは水道・電気・通信・家電・鍵・家具など生活に関わること広範囲です。 その都度、専門業者へ依頼をするのですが、時間もかかりますし高額になることも多々あります。
民泊清掃現場は、次のゲストのチェックインが数時間しか無いため早急な対応が必要です。 清掃員からの報告の中にベッドの足が壊れていたので元通りにしておきましたという内容もあります。これらは清掃の範囲を超えているのですが、清掃員が対応することで修繕にかかる所要時間や費用を抑えることが可能です、もちろんその清掃員には清掃費プラス別途費用をお支払いします。
自分が修繕をしたベッドでゲストが安らかに眠っている様子をイメージし作業を行います。 民泊清掃員へDIYを強要することはしておりませんが、DIYが好きな清掃員もおり、次々と壊れているところなど発見をし修繕していくのです。
DIYスキルも日々アップし清掃時に様々な工具を持ち歩くようになりました。 清掃現場は清掃を主とした業務であり、全清掃員へそういったDIY対応を求めることは難しいのですが、一部ですが自分(たち)でやることを望む清掃員もおります。 すべてを自分自身で判断・行動を起こすことに充実感・達成感を得ることができるのです。
南邦彦(みなみ・くにひこ) /一般社団法人北海道民泊観光協会 代表理事
元保育士養成施設教科専任教員。2014年より障がい者雇用で民泊管理・民泊清掃事業をスタート。北大公共政策大学院卒。公共政策学士。